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※写真はイメージです。
中学2年生
Tさんの保護者様

【すららで出席扱い!】気持ちの変化を乗り越えて、月平均30時間の学習を実現

すららをご利用中の家庭の保護者様に、普段の勉強法、家庭での教育方針などをインタビュー。
中学2年生のお子さまを持つTさん。すららでの学習を出席扱いとしても活用しながら、継続的に取り組むご家庭での学習の様子をお伺いしました。

すららとの出会いを教えてください。

息子が学校に行けない状況になってきたため、家庭学習を進める必要がありその助けが欲しくて、色々と調べていた中ですららに出会いました。当時は、義務教育の範囲はやらせないとスタート地点にも立てないのではないかといった焦りもあったかと思います。学校に行かない状況下で、学校の代わりとなるもの、それを家で行える方法はないのかと探していたイメージです。このとき他教材を利用していたのですが、学校の授業を受けている前提で講義が進むこともあり、これだとカバー出来ないなと感じていたところでした。

調べていただく中で、すららを利用しようと思った決め手を教えてください。

まず、大前提として学校の授業を受けていなくても一から教材で学習できるものが条件でしたので、候補はそれほど多くありませんでした。また調べる中で出席扱いといった制度があることを知るようになり、同じように悩んでいるのはうちだけではないのだなと感じました。上手くいくかどうかは分からないけれど、もし出席扱いも使えるのであればより良いなと思ったことから、出席扱いにもなるといった事例があるところに絞って考え、最終的には料金で比べてすららに決めました。

出席扱いの事例についてもお話が出ましたが、現在、出席扱いは利用されていますか。

はい、認定までに時間はかかりましたが、現在はすららを利用して出席扱いになっています。

出席扱い制度とは?

文部科学省は、家庭に引きこもりがちで十分な支援を受けられない不登校の児童生徒に対し、IT等を活用した自宅学習で出席扱いにするという方針を定めました。「すらら」は要件を満たすことのできる教材であることから、出席扱いとして「すらら」を利用する方々がいらっしゃいます。

詳しくはこちら!

出席扱いの認定まで時間がかかったのですね。

学校側との相談を進める上で二転三転したこともあり、そこで時間がかかりました。というもの、すららを始めた後、出席扱いになる教材があることを学校側にも知っていただきたかったので、すららの資料を全て持参して共有をしたんです。ただ、先生方の認識、理解、校長への伝達不足だったのか、「ただ家庭で学習しているからといって、出席扱いには出来ない」と校長判断が下ったと後日、担任より連絡がありました。学習の履歴を出せることはお伝えしてあり、渡した資料にも記載があったのですが、在住している市の教育委員会では出席扱い制度はない、といった形で受け入れてもらえませんでした。文部科学省からの通達であることもあり、学校側も出席扱いについて知っているものだと思っていたので、正直驚きでした。

ただ、教育委員会の違いによって出席扱いになる市とならない市があるということが事実であるなら、それはおかしいことだと感じたので、少し時間が経ってから再度担任の先生に、「出席扱いについて直接、教育委員会に相談してみようと考えている」と伝えました。すると校長先生から追って電話があり、学校内での意思疎通が不十分であったと謝罪があった上で「学習が証明出来るものがあれば、出席扱いに出来る」と連絡をもらいました。そこから認定の運びとなった形です。ルールとしても特に学習時間などの縛りはなく、少しでも学習をしていたらその日は出席扱いとなる形で、学校側には学習の履歴を提出しています。

お母さまの、諦めない気持ちが承認のキッカケになったのですね。

再度連絡をしてよかったと思う反面、一連の流れを通じて、文部科学省が通知を出していると言えど、現場の先生方の出席扱い制度に関する認識がまだまだ不足している印象を受けました。置き去りのような対応を受け、学校への信頼感も減ってしまいました。出席扱い制度の適用を希望する際は、教育委員会に直接相談するのも一つの手だと感じました。
自分に合った学習を多くの子どもが取り入れられるキッカケとして、出席扱い制度はもっと学校現場においても当たり前のものとして認識が広まっていってほしいなと強く思います。

わたしもそう思います。
実際に出席扱いとなったことに対して、お子さまはどういった反応をされていますか。

2年生の1学期の通知表で出席点がついていることを一緒に確認したところ、「本当に出席になってる!」と本人も驚いていました。
すららを始めるときから、出席扱いにできるかもしれないと話はしていたのですが、最初は受け入れてもらえなかったこともあり、一時は無理かなと思っていました。ただ、実際に学校から出席として認められた通知表を見ると、やはり嬉しそうでしたね。がんばりを認められたようで、本人としても気持ちのプラスになっていると思います。

お子さまの頑張りが出席として認められるようになり、嬉しく思います。
学校に通えなくなった背景をお伺いできますか。

学校のガヤガヤした感じであったりとか、先生の態度が威圧的であったりとか、そういったことに対してすごく疲れてしまって。息子にも、そして家庭の方針とも周りの環境が合わなかったことが理由でしょうか。

そうだったのですね。その環境は中学校からでしょうか。

いえ、周りの環境に合わないといったことは中学生になってからではなく、もっと前から続いていました。
最初は幼稚園ですね。元々通っていた幼稚園が厳しいところで、子どもだから何も分からないと思っていたのか、今思えば虐待に近いような言動をする先生方がいらっしゃって。それに加え、高圧的な先生の言動に影響を受けた周りの友だちと上手くいかないことも多かったです。何もしていないのに叩かれたり、列に割り込みをされたりといったことが日常茶飯事で、ただそこに対して先生から指導もないような混沌とした環境だったので、我慢をする子ばかりが損してしまうような環境でした。息子も毎日「行きたくない」と言っていて、体調を崩すこともありました。

おかしいなと感じていたものの、最初はまだ周りに合わせないといけないのではないかと私自身も葛藤をする気持ちもありました。その後もおかしいことが沢山起こり、意を決して先生に相談しても、返ってこちらが責められてしまうような状況で。今の時代は、こんなにも我慢して生きていかないといけないのかと毎日泣いていた時もありました…。息子も性格が変わってしまったかのように色々なことへの興味関心が薄れどうしようもない絶望感に包まれるような、心ばかりが疲弊していくような状態でした。

大変辛い経験をお子さまもお母さまもされていたのですね。進学後に環境の変化はあったのでしょうか。

元々入学前に、相談はさせていただいていたので、担任の先生から「なんでも相談してください」と声をかけてくださったこともあり安心感はありました。
ただ、進学後も友人関係で傷つくことが多くありました。担任の先生の支えもあり、行けそうなときに行ったりしながら進めていたものの、小学5年生から学校に行くのが難しくなっていました。いじめの後遺症とも言えると思いますが、集団生活に対して心の傷が多く残ってしまっているんだと思います。

実際、先生の中には「来ないと困る」といった形で息子を無理に学校に登校させようとした方もいましたが、“今日1日行ったところで何になるの?”といった気持ちも生まれてきていて。そうして色々な環境に遭遇する中で、わたしの気持ちとしても、変な方に合わせていく必要はない。苦しさが強いなら、それを避けていくことも間違いではないんだと思うようになっていきました。

中学校へ入学後、1年生の一学期には休むことなく登校し、体育祭や夏休みの部活にも参加していました。色々と大変なことはある中でも、楽しそうに活動をしていました。ただ、二学期から徐々に登校が難しくなり、部活へも参加が難しくなっていきました。
息子も辛いことがたくさんあった時期が長く続きましたが、学校に行かないことを決めた今は気持ちが追い付いてきて安定しています。

お辛い経験をお話くださりありがとうございます。“苦しさが強いなら、それを避けることも間違っていない”確かにその通りですよね。

わたしが思うところ、「学校に登校することが良い」といった概念自体に限界がきているように思います。いろんな子どもがいるのに、学ぶ方法を自分で選べる世の中にならないと厳しいですよね。環境の悪さにより被害を受けている側が守られることもなく、学ぶことが出来なくなってしまうような状況の子どももいるのに、まだまだそういった子どもたちの学習機会は守られていない印象があります。現状、ホームスクーリング制度が確立していない日本では、すららに頼るしかなかった状況ですが、その子に合ったやり方がもっと自由に選択できる世の中になったらいいなと思います。

わたしもそう思います。お話をお伺いする中で、お母さまの中で気持ちの変化があったように思いますが、どうやって今の視点を持てるようになったのでしょうか?

周りの人に相談しても同じ経験したことのない人だと、正直なところ、わたしにとっては助けにはならなかったんです。なので私は法務局に連絡して子どもの人権について伺いました。状況を話す中で「それはおかしい」と公的な場の人が言ってくれたことで、わたしの気持ちが軽くなりました。今悩まれている方がいたら、外の人に相談することをおすすめしたいです。

またクリニックから情報をもらい、都道府県が設置しているサポートセンターの存在を知りました。息子自身もそのサポートセンターにお世話になり、外に出かけることが出来るようになりました。同じ経験をしていたり、理解してくれる大人がいるというというのがサポートになっているのではないかなと思います。今でも不安になることも多いですが、情報を集めながら、子供に対する理解を深め、大切なことは何かを考え、息子を見守っている状態です。

お母さまからみて、お子さんはどんなお子さまでしょうか。

元々は色々なことに興味が多く、活発な子だと思います。HSCの気質を持っていますが、主張もしっかりと出来ますし、人に優しい子でもあります。

学習面にはなにか不安に思う点はありましたか。

小学生のときは、わたしもまだ気持ちに焦りがあったので、学校に行かないときに、自宅での学習量も0では駄目ではないかと思ってしまっていて。なので、最初は学校のドリルなどを無理矢理やらせてしまうこともありました。

中学に上がってからは、“テストで点を取るため“”高校受験のため“といった学習にシフトしていくため、抵抗感も強くなり、息子も「意味ないのに」「時間の無駄だ」と言うこともありました。なので、勉強する意味についても一緒に考える機会を作って、今後の進路についても息子の気持ちを尊重することに決めると、そういったしがらみから解放されたような形で、勉強にも取り組みやすくなっていきました。ただ、自由であることは責任も伴うので、自分で決めていかなきゃいけないよ、といった話もしています。

学習面においても気持ちの変化が大きくあったのですね。その中ですららに取り組んでくれていますが、学習の様子はいかがですか。

いまは本人に任せて学習をさせています。
ただ、最初は学習への抵抗感も強かったため取り組むのも簡単ではなかったです。試しにやってみようかと声をかけ騙しだましでスタートをしました。その後も、学校の授業時間と同じようにしてみようという話もあったのですが続かず…。「なんで決められなきゃいけないの」となってしまい、学習目標を私が設定しても上手くいきませんでした。現在はゲームをすることが好きなので、ゲームをやる分同等の時間は勉強をしようといったルールは一応ありますが、やるのは本人なので気持ちが向かないと意味がないなとも思い、本人のペースで取り組んでいます。

お子さまの学習履歴

お子さまの学習履歴
月によって少々ばらつきはあるものの、月に平均30時間は取り組まれていることが分かります。

すららコーチとは、どんなやり取りをしていますか?

基本的に目標は立てずに進めているのですが、すららコーチには定期テスト範囲に合わせて、テスト前には目標登録をしていただいています。
今は定期テストを放課後に受けたり家で実施したりしているので、すららコーチにご協力いただきながらテスト前には対策を取り入れることが出来ています。

すららを始めてからお子さんに変化はありましたか?

元々学習が苦手というわけではなかったものの学習への抵抗感は大きかったので、それが少しでも減り、学習に取り組めるようになったのは変化かと思います。また、教科書を読んでいなくても「すららでやったから、ここ分かるよ!」といって回答が出来るようになることが多くなりました。特に英語はやりやすいようで、比較的多く取り組めています。

また、すららの学習を通じてパソコンを使うようになったので、タイピングがスムーズに出来るようになるなどプラスになっています。

これから高校への進学に向けて、継続して学習に取り組みながら、自信を取り戻し、自分で考え何が必要で何をすべきか見極めて、行動できることを望み、見守りたいと思います。

引き続き取り組んでいただけたらと思います。
ありがとうございました。

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