高校3年生 Gさん イメージ画像
※写真はイメージです。
高校3年生
Gさん

HSPが原因で不登校、すららが出席扱いされて欠席日数ゼロ。
高校合格までの道のり。

すらら利用中の保護者様に、普段の勉強法、家庭での教育方針などをインタビュー。今回は不登校のお子様を持つGさん。すららの学習により出席扱いを受け、無事高校に合格された親としての想いを伺いました。


― 不登校の経緯を教えていただけますか。

娘は中1の夏休み明けから突然不登校になりました。もともと成績が良く、勉強も自主的にする子でした。私のほうが「今日はもう勉強やめたら?」と言うくらいで、ちょっと突き詰めすぎてしまう性格でした。今思えば、そんな真面目さがストレスになり、自分を追い詰めてしまったのかなという気もします。学校での人間関係も良く、とくに友達とトラブルがあったわけではありません。勉強も運動も良くできて、何の問題もなかったのですが、ある日急に行きたくないと言い出したんです。学校の先生に聞いても、まったく原因がわかりませんでした。

― すららとの出会いを教えてください。

塾や家庭教師はどうかと色々調べたのですが、娘は人から教えて貰うのを好まないため、自宅学習できる教材を探していました。相談できる人もいない中、ネットで情報収集していたのですが、文科省認定という安心感から、すららに決めました。

― すららを使ってみてどうでしたか?

娘は人と関わることが苦手なため、キャラクターが先生となって講義をしてくれるすららはとても気に入っています。すららで毎月50時間近く勉強していて、各科目の総復習を行っています。

Gさんの18年度の学習時間

私から見たすららの良いところは、すららコーチの先生がいることです。担当の先生が不登校に理解のある方で、遠隔なのに一瞬で娘の特性を見抜かれました。具体的には、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)、つまり、人一倍繊細で敏感な特性によるものではないかと教えてもらったのですが、当時は自分の育て方が悪かったのかなと、かなり悩みました。しかし、私には「お母さんは悪くない」と声をかけてくださり、とても救われました。

※HSP:アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念。 「Highly Sensitive Person」の略、 「人一倍敏感な人」という意味。 「感覚や人の気持ちにとても敏感で、ちょっとしたことにも気づく、気遣いに長けている」と同時に、「強い刺激に圧倒されたり、多くの人の中にいると、すぐに疲れてしまったりする」という特徴もあります。アーロン氏によれば、人口の2割くらいに見られるといいます。

Gさんとすららコーチ多賀谷先生の
メールやり取りの一部をご紹介します。

差出人: 多賀谷
宛先: Gさん
件名: Re: すららコーチより

話してくださりありがとうございます。

やはり、そういう経験をされたのですね。
正しいことをしたい、困っている友達を守りたい、そんな健気で素晴らしい感性を潰してしまう世の中に、懸命に生きている子供たちは傷つき、失望します。大人たちは、何事も丸く収めようとして、正義を貫くことをしません。

大人から見ると若くて何もわかってないと映るのかもしれませんが、子供たちの持ってる正義感は純粋で、妥協が出来ません。学校という組織の中で子供たちがどんな思いをして、それがわかってもらえず、正しいことを曲げられて、それでもみんなに合わせることを求められ、苦しんでいるのか実感しています。

〇〇さんは正しいことをして、苦しみに遭いましたが、でもそれは勲章です。
〇〇さんのような優しさを求めている人はたくさんいます。今、この時間にも一人で苦しんでいる人がいます。
〇〇さんのような人がこの世の中には本当に必要なのです。
いつか、そういう人をまた救ってください。
そんな強い優しさを持った人になってください。
今はまだ子どもで、大人たちは相手にしてくれないかもしれませんが、その宝物を大切に成長して欲しいと思います。

お母様、素敵なお子さんに育てられましたね。
要領よく、嘘をついたり、ごまかしたりして、上手に生きることが出来る子より、〇〇さんの方が誇りに思えるのではありませんか?

これからも〇〇さんを信じ、支え、愛し続けてください。
苦しい気持ちになった時は、不安になった時は、私に話してください。
〇〇さんのことは、直接支えられませんので、〇〇さんのことを支えているお母様のことは、私が支えられたらと思います。

〇〇さんはきっと、自分で立ち上がり、進む道を見つけて行けると私は信じます。

差出人: Gさん
宛先: 多賀谷
件名: Re: すららコーチより

多賀谷先生

お返事ありがとうございます。
こちらの心に寄り添ってくださり、涙が出る思いで読ませていただきました。

正直、自分の子育てが間違っていたのではないか?と思うこともありました。
でも先生の「素敵なお子さんに育てられましたね。誇りに思えるのではありませんか?」という言葉を読ませていただいたときに心の中のつかえがパーッと取れ、初めて心から「これで良かったんだ」と自信が持てました。

また、時々「このままで〇〇の将来だいじょうぶだろうか?これからどうなるんだろう?」と心配になることもあります。
母親の心理状態は、子供にも大きな影響を与えると思っているのでそんな時は今までは、本を読んだり、担任の先生やカウンセラーの先生に相談して、心を持ち直していました。 これからは多賀谷先生にも相談できるのかと思うと大変心強いです。
お忙しい先生には申し訳ないですが、遠慮なく相談させてくださいm(__)m

これから、親子ともどもよろしくお願いいたします。

また、娘の特性を考慮した上で最適な学習方法もアドバイスしてくださいました。 娘も、すららコーチの存在が励みになっているようです。 娘とコーチが直接やり取りをすることはありませんが、私に送っていただいたメールで、娘の気持ちに寄り添って頂いている内容のものは、本人が自由に見れるようにフォルダ分けしました。 具体的には、ユニットをこなして褒めてくれる時に「家庭学習でこれだけ頑張っていたら受験は大丈夫だよ」といった内容のメールです。私からメールを見るようにと伝えたことはありませんが、すららに取り組む前に読んでいる姿を何度も目にしています。私にとってもすららコーチからのメールは一生の宝物です。

― 学習面だけでなく心の支えにもなっていたようですね。無事、高校に合格されたとお聞きしました。おめでとうございます。

すららのおかげで家庭学習のみで受験に合格できました。制限時間もなく、やりたいだけ勉強ができ、自宅でのびのびと学習することができました。受験合格は娘の自信になったと思います。また、コーチのおかげだと思いますが、思考も前向きになったと感じます。不登校であったことは、私たちにとってプラスの経験になったと思っています。この経験を糧に、高校で友人を作り、学生生活を楽しんでもらいたいです。


― すららで勉強して学校を「出席扱い」としてもらっているとお聞きしました。どのようにしているのですか?

担任の先生が熱心な方で、すららの学習管理画面をプリントアウトして提出することで出席扱いとしていただいています。十分な学習時間を確保していることを理解してくださっているようです。パソコン・タブレットを使った教材ということで「今の時代、学ぶ場所はどこにでもある。学校じゃなくてもいい。自分で勉強すると いう選択肢は実は最先端をいっているかもしれない。」と背中を押してくださいました。おかげで、すららの履歴が認められて、卒業証書の欠席日数は0日としていただきました。卒業証書をもらいに学校へ行ったとき、進路について担任の先生とお話していたときも、このことが嬉しかったのか娘はニコニコした様子で受け答えしていて、娘が精神的にも大きく成長している様子が伺え母親としてすごく嬉しかったですね。


― ありがとうございました。

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